新米広報のための『しつもんばこ』 朝日デジタルラボ 広報
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ひょんなことから広報を兼務することになった朝日デジタルラボの津田が、広報の先輩である武田さんに広報のいろはをうかがっていくそんな内容です。
登場人物:
武田さん(yukiTa Inc. 代表取締役CEO)
津田(朝日デジタルラボ 広報)
デジラボの採用情報
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広報になるには?
今回は「広報になりたい!」そんな強い気持ちを持った方たちへ、広報になるには? そんな話題を。
武田先輩が広報になった経緯や、広報に向いている人など、誰に広報担当をやってもらうか悩んでいる社長も必聴ですw -
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よくわかる発表会の開き方(後編)
ひょんなことから朝日デジタルラボの広報を兼務することになった津田。右も左もわからないので、広報の先輩である武田さんに広報のイロハをうかがっていく、そんな内容です。
今回は前回に引き続き「発表会の開き方」の後編をお届けします。
おしゃべりの内容は↓
メディアの呼び方
発表会は事前に話せないことが多い。情報を制限した中で記者に声をかけても、反応が薄くなる。
先に記事を書かれてしまうと思いがちだが、オブラートにつつみつつ、期待してもらえるギリギリの情報を出すべき。
物理的にこられるタイミングなのかできる限り早めに伝える。最低限それをやってから案内状を出す方がいい。
記者の結論を急がせない方がいい。なかなか確約できないものなので、そこはつめない方がいい。会場に来ないとちょっともったいないと思わせることが大切。
社長など、なかなか話せない人間からコメントが取れることを伝える。優秀な広報さんは宴会の幹事能力が高い?
当日の広報さんの動き方
当日、バタバタ動き回っている広報さんと、受付にいて出迎える広報さんがいる。
ベストは広報が受付にいて、呼んだ人に直接挨拶して話した方がいい。自分が受付で接客できるように、助っ人が必要。外部でも会社の他部門の人でもなんでもいい。
受付にいるためには、その時間までにリハーサルが終わっている必要がある。前倒しして、社長やプレゼンする担当者らに伝える。
一人広報だと、発表会の進行役をやっていることも
個人の意見だが、進行役は誰かに任せた方がいい。社内に絶対いるその手のしゃべりができる人に依頼する。
発表会やイベントは「それって広報の仕事でしょ」となりがち。広報の仕事はメディアにより良く伝えてひろげてもらうこと。そのためには挨拶する側になった方がいい。発表会中は記者の近くにいて、動向がわかるようにしておいた方がいい。
どうしても厳しいなら、発表会の手伝いにPRの外部の人に依頼するのでもよい。受付対応になれている人に任せる。そして、発表会が始まってからフォローできるよう情報をもらう。わからない人に受け付けを頼むのはできれば避けた方がいい。
さすがに一人じゃ厳しい。例えば、テレビ局がきたらもう絶対無理。テレビ局に一人広報がついてまわるため。テレビは他の記者と要求が違うことが多い。ピンマイクのアウト、カメラの設置台、複数社の場合は優先順位決めなどいろいろ。
コメント収録の場合、ほかとは違う部屋を用意して音声を撮りやすくするなども必要。要求が記者と違う。ほかの記者の要望が聞けなくなるので、一人だと辛い。
記者発表会の体裁でやるならば、広報は最低3人はいないときつい。質疑応答でマイクを持って記者に渡す人や、登壇者に持ち時間などを伝えるタイムキーパーなども必要。PR代理店がいる場合、その辺りはまるっとおまかせできる。
意外と盲点なのが、記者はきっちり時間通り来ない点。受付には発表会開始後も誰か人がいた方がいい。
発表会後、何が成功?
記者発表会をなんのためにやるのか? 目的によって違うはず。
もし、たくさんのメディアに取り上げられることが目的ならば、そもそも記者発表会の実施が正解なのか考えた方がいい。50件メ -
よくわかる発表会の開き方(前編)
ひょんなことから朝日デジタルラボの広報を兼務することになった津田。右も左もわからないので、広報の先輩である武田さんに広報のイロハをうかがっていく、そんな内容です。
今回は「発表会の開き方(前編)」について。
おしゃべりの内容は↓
まずはどこから始める? いつ頃から発表会プロジェクトを始めるの?
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最低でも3カ月前。
記者と社長などのスケジュールをおさえて、会場を抑える必要がある
武田さん的には、
製品やサービスのプロジェクトがはじまる段階で発表会などの予定を盛り込んでおく方がいい。
スタートから関われば、モックアップを作ることや、発表会で使う資料や什器なども準備できる。
たくさん相談することがあるのに、3カ月前だと開発チームなどは動けない。実際、広報だけで発表会をやらない。営業や開発、イベント制作などが動くためには3カ月では足りない。
新米広報は回りの部署にたくさんのアンテナをはって、仮にプロジェクトがスケジュール通りにいかなくても関わっておく必要がある。
PRエージェンシーなどは、そんな前からなかなか関わらせてもらえない。
イベント会場などはキャンセル費がかかるぎりぎりまで仮抑えできる。
ハードウェアのモックアップがないと、発表会でメディアが撮影するものがない。
記者に貸し出せるものを用意するにしても、3カ月では全然足りない。
一人広報はぼっちで準備は無理。無理ゲーじゃね?
発表会は大変なので準備に頭がいきがち。けれどなぜやるのか、どうなるためにやるのか? はちゃんと考える必要がある。
一人広報、できるだけ記者や関係者を呼ぶためにやるならば、絶対にきてほしいメディアへの声がけが必要。
大体的にやりたい意向があるなら、会場おさえもはやめに。半年前でも繁忙期はうまっていることもある。
スポークスマンの予定は発表会予定日前後できるかぎり抑えておく。その上で、絶対に来てほしい記者などの予定を確認して決めた方がいい。
朝日デジタルラボ 採用情報
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登場人物
武田さん(yukiTa Inc. 代表取締役CEO)
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津田(朝日デジタルラボ 広報)
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広報さんの普段の仕事。情報収集してメディアやインフルエンサーに優先度をつける
ひょんなことから朝日デジタルラボの広報を兼務することになった津田。右も左もわからないので、広報の先輩である武田さんに広報のイロハをうかがっていく、そんな内容です。
今回は「広報さんの普段の仕事」について。
おしゃべりの内容は↓
当面、プレスリリースを出さない。当面発表会がない。そんなとき広報さんは何をやっているのか?
企業やブランドの広報か、商品の広報か社内広報か、ステイクホルダー向けなのか、それによってかなり違う。
たとえば
社外の露出の状況をまとめたり、
社内報を作ったり、
採用広報として社員インタビューをしたり、
イベント準備なんかもある。
発表会やリリースを出してなくても最近はオウンドメディアをやっていたり、SNSでユーザーコミュニケーションしていたり、地味にいろいろな活動がある。
いずれにしても企業が「いい感じ」と思ってもらえることをしている。それは社外向けだけでなく社内向けにもやる。そのための情報収集もやる
情報収集って何するの?
当たり前にやっているのは競合調査とエゴサーチ。会社やブランドの競合の認知など調べる経営戦略がやっていることもある。
似たような商品を出している競合がいた場合、他社が出しているリリースの取り上げられ方と、自社の取り上げられ方を調べる。
掲載数が全然違えば、なぜか?を調べる。
また、競合の記事を書いている記者さんの名前を覚えるのも仕事。その記者さんはその分野に興味があるので、アプローチするために調べる。
あとはエゴサーチ。競合だけでなく自分たちの会社がどう思われているか? SNSで叩かれていなかなど。
昔は新聞やテレビで情報をチェックしていたが、今はWebもそうだしSNSなどいろいろなところで自社の評判などが出る。全部網羅する必要があるのか?
できればw 大変だと調査会社やPRエージェンシーに依頼することもある。
SNSはキーワード検索はみんなやっている。SNSでつぶやくと返事くるとか、広報はみんなやっている。
最初のうちは自社の情報も少ないし、なるべく自分でがんばる。がんばれなくなってきているということは、認知度が上がって大変になってきているということ。そこで人数増やすとか、外部に委託するとか。
少なくとも自分が担当する領域のガチ競合や似たようなニュースは広報さん本人が調べておいたほうがいい。
広報さんはメディアに「御社の競合はどこか?」と質問されることが多い。そこでちゃんと言えるようにしておく。
勉強の仕方、どうやってるもの?
最初の一歩はググる。自分たちが出しているサービスが載りたいメディアを主要メディアとしてリストアップする。
PRエージェンシーはティア1、ティア2などと区分けして、影響が出やすいメディアをピックアップする。
テレビ局に取り上げられやすいメディアというのをチェックする。より影響力が発揮されやすいかどうか。
インフルエンサーは、その状況による。ターゲットが10代、コンシューマー向けならメディアよりインフルエンサーということもある。把握していく必要がある。
自分で難しい領域は人脈を使って相談したり。横のつながりを作っていくのは大事。
朝日デジタルラボ 採用情報
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メディアとのきっかけ作りは恋愛と同じ!?
ひょんなことから朝日デジタルラボの広報を兼務することになった津田。右も左もわからないので、広報の先輩である武田さんに広報のいろはをうかがっていく、そんな内容です。
今回は「メディアとの関係作り」について。
おしゃべりの内容は↓
きっかけの作り方
・そのメディアを知る
・記者の記事を知る
・SNSで近況や興味関心を知る
・大事なことは「好かれる」「嫌われない」こと
聞く姿勢なってもらいさえすれば質問が出る。
・ここぞ!の前にちゃんとコミュニケーションを取っておく必要がある
・「挨拶だけ」のアポで本当に挨拶だけはやめといた方がいい
・メディアとの接点作りのために、メディアの人がいる場所に行くのもあり
取材後のフォローについて
・鉄はアツいうちに打て! 資料一式は迅速に
・掲載日の確認はやらない方がいい
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登場人物
武田さん(yukiTa Inc. 代表取締役CEO)
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津田(朝日デジタルラボ 広報)
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