低温科学研究所について 北海道大学
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低温科学研究所とは?(若土 所長へのインタビューから):歴史的なことで申し上げますと、中谷宇吉郎先生が世界で初めて雪の結晶を人工的に作る事に成功なさったことが切っ掛けで設立された研究所です。中谷先生が「雪の結晶は天からの手紙である」とおっしゃられたように、雪の結晶にも様々な形があり、それらを詳しく調べることによって、上空の気象などが理解できると考えられます。このような世界に誇れる研究を継続的に進める拠点となるべく、昭和16年に北海道大学で最初の附置研究所として設立されました。 当初は、地球上に存在する様々な形態の雪や氷の研究、あるいは寒冷地で生息する生物の研究などを行っていました。そういった研究が、日本国内だけではなく、国際的にも認めれらるようになりました。その後、平成7年には、国内外の研究者への門戸を開くため、全国共同利用研究所として生まれ変わりました。その際に、寒冷圏の地球環境の研究を行うことになり、まず、オホーツク海についての研究が始まりました。 (一般公開 2006 低温科学研究所 )