弟の夫 : 1
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- ¥660
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発行者による作品情報
ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。
APPLE BOOKSのレビュー
数々のゲイアート作品を世に送り出している田亀源五郎が描く、LGBTQ+をテーマにしたホームドラマ『弟の夫』。亡き弟の夫と出会うことになった兄とその娘の交流を描き、テレビドラマ化もされている人気作品だ。10年前にカナダへ行ったきり、音沙汰のなかった双子の弟がカナダ人の男性と結婚し、死んだ。ある日、娘の夏菜と共に父子の二人暮らしを送る弥一の下に、カナダ人の義弟マイクが訪ねてくる。ゲイに偏見を持っていた弥一だったが、マイクと過ごすうちに、少しずつ彼らの関係を理解しながら、弟の愛したマイクを家族として受け入れていく。家族の形はさまざまであり、そのすべてが等しく尊重されるべき。“普通の家族”とは何かを問う本作は、いまだに同性婚が認められず、家族や会社にカミングアウトしにくい風潮がある日本の社会に風穴をあけるものとなりそうだ。所々に織り込まれた“マイクのゲイカルチャー講座”も興味深い。
カスタマーレビュー
多く知れ渡り、誤解が少しでもなくなって欲しい
未だ世間には同性愛に対する偏見が少なくない。プラトニックが多いと言う訳でないにせよ、見境いない訳でもなければ性欲の塊でもない。
弟の夫と言う漫画では、主に異性愛者の弥一を視点としている。彼を通して覗くマイクの言動はきっと多くの異性愛者が持つ同性愛者のイメージと異なる事と思う。
この作品は、決して同性愛者からの価値観を押し付ける事なく、ただありのままの現実を語りかけてくれる…。
とてもいい
よく言われる質問などが書いてあってとても共感できた