音楽への愛と飽くなき探究心で自らの道を切り開くシンガーソングライター、広瀬香美。1966年生まれ、福岡出身。幼少期から本格的な音楽教育を受け、音楽大学を卒業後に渡米する。米国滞在中に制作したデモ音源がきっかけとなり、1992年にシングル「愛があれば大丈夫」でデビューした。キャッチーなメロディと伸びやかなハイトーンボイスを生かし、「ロマンスの神様」（1993年）、「ゲレンデがとけるほど恋したい」（1995年）など時代を彩るヒット曲を次々と放つ。冬がテーマの楽曲を多く手掛けたことにより、“冬の女王”という異名をとった。他アーティストへの楽曲提供も数多く行うほか、ボイストレーナーとしての顔も持ち、テレビ番組や書籍を通してボーカルスキルを伝えている。SNSを利用した情報発信も積極的に行い、2019年から動画投稿を開始。ピアノ弾き語りのカバー動画を公開すると、自由奔放な感性を発揮したダイナミックな歌唱が大きな話題を呼び、新たなファン層を獲得した。その独創的な音楽センスは、ピアノ弾き語りカバーアルバム『歌ってみた 歌われてみた』（2021年）でも存分に味わえる。