ハリー・スタイルズ

ハリー・スタイルズ

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ハリー・スタイルズについて

Apple Musicが2019年に行ったインタビューで、ハリー・スタイルズはワン・ダイレクション時代の初期の思い出を共有してくれた。それはスウェーデンのスタジオで、「What Makes You Beautiful」のレコーディングをしていた時のこと。その曲は、彼らのファーストシングルであり、まさにこれからスターへの道を昇り始めるところだった。誰かスタッフが部屋に入ってきて、外に女の子が数人集まっていると知らされた。「どうして?」と不思議がるメンバーたち。彼女たちは君たちワン・ダイレクションを探しているんだ、と告げられた。「それで僕らはみんな、『でも、ここはスウェーデンだよ!』って感じだった」そんな王道アイドルらしいエピソードも持つハリー(1994年、イギリスウスターシャー州レディッチ生まれ)は手に負えないほどチャーミングで、世界中の若者たちがキラキラと目を輝かせる憧れの的。しかしふたを開けてみれば、コンテンポラリーな魅力と伝統的な価値観を、新鮮かつ親しみやすいやり方で橋渡しできる実力を持った、世界的なポップアーティストなのだ。 ワン・ダイレクションが素晴らしいグループとなった理由の一つは、彼らがボーイズグループ・ポップの楽しさから決して逃げることはせず、かといって、オーディエンスをひいきにしたり、仕掛けに頼ったりもしなかったことだろう。ダンスはしない主義だったことはさておき、彼らは自分たちで曲を書き、ショーだけに留まらないものとして音楽を追究した。そしてグループが活動休止し、ソロキャリアをスタートさせてからも、ハリーの姿勢はほとんど変わらず、ソウル(「Watermelon Sugar」)とソフトロック(「Sign of the Times」)とサイケデリア(「Sunflower, Vol. 6」)をモダンなタッチで組み合わせながら、これまでのポップを進化させてきた。「人生の中で少しでも心配事を減らして生きようとしているだけなんだ」と彼は語った。「仕事では間違いなくそうだよ。だって、最終的にはどうにかなるんだから」。ワン・ダイレクションで忙しい5年間を過ごしたハリー。でも、彼の人生はそれからが本番だった。

出身地
Redditch, England
生年月日
1994年2月1日
ジャンル
ポップ

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