最新リリース
- 2023年12月20日
- 5曲
- ワイルド・スピード/ファイヤーブースト · 2023年
- Ready to Die (The Remaster) · 1994年
- Ready to Die (The Remaster) · 1994年
- Life After Death (2014 Remaster) · 1997年
- Life After Death (2014 Remaster) · 1997年
- Ready to Die (The Remaster) · 1994年
- Ready to Die (The Remaster) · 1994年
- Ready to Die (The Remaster) · 1994年
- Ready to Die (The Remaster) · 1994年
- Let's Ride (Trailer Anthem / Extended Version) [feat. Lambo4oe, Ty Dolla $ign & Bone Thugs-N-Harmony] - Single · 2023年
必聴アルバム
- 1994年のデビューアルバム『Ready To Die』でシーンに強烈なインパクトを残したNYブルックリン出身のラッパー、ノトーリアス・B.I.G.が1997年に発表したセカンドアルバム。パフ・ダディが制作を主導した「Hypnotize」や「Mo Money Mo Problems」のような全米ナンバーワンヒットから、DJ PREMIERプロデュースの「Ten Crack Commandments」や「Kick in the Door」、ウータン・クランのRZAの手による「Long Kiss Goodnight」といった通好みの楽曲まで、バラエティに富んだサウンドと多彩なラップスキルの魅力を存分に堪能できる全24曲/109分の大作となっている。アルバムのタイトルには"デビュー前はストリートで死と隣り合わせの生活を送っていたが、ラッパーとして成功したことで新しい人生が始まる"という意味を込めたといわれているが、リリース直前に24歳の若さで凶弾に倒れたために本作は彼の最後のオリジナルアルバムになってしまった。
- "ヒップホップの黄金時代"と言われる1990年代の中でも、特に豊作の年と言われた1994年を代表するアルバムとして、Nas の「Illmatic」などと共にヒップホップ史の金字塔ととして高く評価されているBiggie Smallsことノトーリアス・B.I.G.のファーストアルバム。デビュー前から話題を集めていた彼が、Sean Combs(パフ・ダディ)率いるBAD BOYの全面バックアップを得て、満を持してリリースしたアルバムだ。当時、シーンを席巻していた西海岸のギャングスタラップに対する東海岸からの回答とも思えるような作品で、アイズレー・ブラザースのメロウグルーヴクラシックの"Between The Sheets"をサンプリングしたヒット・シングル"Big Poppa"に代表されるように、それまでのNYCのヒップホップシーンにはあまりなかったポップさを持つトラックと、メロディックなフロウで聴かせるリアルでリリカルなストーリーテリングが特徴で、DJ PREMIERがチョップ&フリップという手法でヒップホッププロダクションの新境地を切り拓いた"Unbelievable"やピート・ロックのプロデュースと言われている"Juicy"など、ヒップホップクラシックも数多く収録されていて、シーンに強烈なインパクトを残した。
アルバム
- 2017年
- 2005年
アーティストプレイリスト
- 骨太のフロウと強烈なリリック。アメリカ東海岸を代表する伝説的なラッパー。
- 数々のクラシックを遺した伝説のラッパー。その生き様をビデオで堪能する。
- ヒップホップ史に名を刻んだ大御所ラッパーにインスパイアされたアーティスト。
- ヒップホップ史に残る実力派ラッパーの確かなスキルを育んだ系譜をたどる。
- 音楽シーンを率いるアーティストのインスピレーションとなった、サンプルの数々。
ベストアルバム、その他
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ノトーリアス・B.I.G.について
ノトーリアス・B.I.G.は、成功の絶頂期に、俳優クリストファー・ウォーケンが映画で演じたマフィアのボスにちなみ、自らを“キング・オブ・ニューヨーク”と呼んでいた。その肩書は彼にふさわしいものであると同時に、彼を限定するものでもあった。というのも彼のスタイルは疑いの余地なくブルックリンなのだが、その才能とカリスマ性によって、彼はニューヨークを越え世界的に有名なスーパースターになったのだから。1972年に生まれたB.I.G.(本名Christopher Wallace)は、ジャマイカ人の移民の母に育てられ、10代の初頭にはラップを書いたり、街角でフリースタイルを披露したりしていた。高校を中退し、薬物所持罪で服役した後、彼はデモテープをレコーディングし、その結果、Sean "Diddy" Combs(パフ・ダディ)によるBad Boy Recordsとの契約を獲得した。B.I.G.の衝撃的なデビューアルバム『Ready to Die』は、彼の生存主義とセックスの産業化を、魅力と脅威と切迫感を伴って記録していた。“おまえが妊娠していようが構わない/ベイビーリングと世界一のママっていうペンダントをくれよ”という「Gimme the Loot」のリリックにも見られるように、彼が描く生々しい物語は細部にわたる冷徹な表現が特徴的だが、彼の独特のフロウと、聴き覚えのある1980年代のR&Bのサンプリングセンスを軸とした、Bad Boy Recordsのプロデューサー集団The Hitmenによるサウンドがそれを聴きやすくしている。ビギーことノトーリアス・B.I.G.は、自身のヒット曲「Juicy」にある成り上がり願望を、現実のものにしていった。彼はジュニア・マフィアを結成し、ヒットメイカー帝国のゴッドファーザーとなり、世界最大のラップスターの一人になった。しかし残念ながら、その華々しい出世は、ロサンゼルスのラッパー、2Pacとの抗争とともにもたらされたものでもあった。彼らの争いはメディアによって悪化し、両者が半年の間を置いて連続で殺されたことで終焉(しゅうえん)を迎えた。2人のリーダーを失ったヒップホップ界はぐらつき、大打撃を受けたのだった。ビギーの死去から数週間後の1997年3月、不吉なタイトルの『Life After Death』が発売された。このアルバムでは、他の地域に対するマフィア風のラップと嘲(あざけ)りが盛り込まれ、既に卓越していた彼のスキルはさらに洗練されていた。それ以来、Bad Boy Recordsは彼の死後の作品を幾つも発表し、新世代の東海岸のラッパーたちはビギーの遺産に近づこうと努力をしてきた。だが、彼らがどれだけ頑張っても、このキングを王座から降ろせる者はいないのである。
- 出身地
- Brooklyn, NY, United States of America
- 生年月日
- 1972年5月21日
- ジャンル
- ヒップホップ/ラップ