ネリー

ネリー

最新リリース

アーティストプレイリスト

ライブアルバム

ベストアルバム、その他

ネリーについて

東西の両海岸と勢いを増す南部が独占していた2000年代のラップシーンで、ネリーはミズーリ訛りの声で突出した存在となった。1973年テキサス州オースティン生まれ、セントルイス出身のMCであるネリー(本名Cornell Iral Haynes Jr.)は、当時からアウトサイダーであることを利用し、キャリアを通じてヒップホップと他のジャンルの境界線を取り払ってきた。2000年の『Country Grammar』でその名を広めたネリーは、校庭での手拍子の遊びを独特な遊び心のある耳なじみのいいフックに変えたタイトル曲など、大胆なビートに乗せて、軽快かつタイトでメロディアスなライムを披露した。さらには、ザ・ネプチューンズの手腕が光るファンキーでセクシーなサウンドで夜を彩る「Hot in Herre」のヒットも手伝って、ネリーは2002年の『Nellyville』でメインストリームでの地位を固めた。そのアルバムで彼は堂々とR&Bの領域にも足を踏み入れ、当時Destiny's Childの絶頂期にいたケリー・ローランドとのロマンチックなデュエット曲「Dilemma」で自分流儀のR&Bを確立し、 恋人のいる女性を口説き落とそうとする男を驚くほど甘く歌ってみせた。ネリーは一見バラバラだが補完し合うサウンドを追求し続け、2004年には2つのアルバム『スウェット』と『スーツ』を同時リリースし、スムーズなグルーヴとパーティーソングとをうまく分けて表現した。『スーツ』では、ティム・マッグロウが友情出演し、やるせない失恋に思いをはせる上品なカントリー調の「Over and Over」などの楽曲も生まれている。後年再びカントリーのサウンドに立ち戻った彼は、自らのエネルギッシュなパワーで駆け出しのフロリダ・ジョージア・ラインとジミー・アレンのキャリアを後押しした 。カントリー、ラップ、ポップの融合を好み、飽くなき好奇心を持つネリーは、ジャンルの垣根を飛び越えるLIL NAS Xのような次世代アーティストたちに道を切り開いた。そして、LIL NAS X自身も、のちに常識を大きく覆すことになるのだった。

出身地
Austin, TX, United States
生年月日
1974年11月2日
ジャンル
ヒップホップ/ラップ

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ