ディープ・パープル

アーティストプレイリスト

ディープ・パープルについて

サイケデリックな1960年代に現れたディープ・パープルは、ハードロックの誕生に大きな役割を果たし、その過程でヘヴィメタルへの道も切り開いた。1968年にイギリスのハートフォードシャーで結成された時のスタイルは、後に彼らを有名にするサウンドとはかけ離れていた。ギターヒーローのリッチー・ブラックモア、キーボーディストのジョン・ロード、シンガーのロッド・エヴァンス、ベーシストのニック・シンパー、ドラマーのイアン・ペイスの5人は、1968年のデビュー作『Shades of Deep Purple』と続く2作のアルバムで、初期プログレッシブの要素がある激しいサイケデリックサウンドを作り出し、Joe Southのカバー「Hush」をアメリカで大ヒットさせた。しかし1970年に重大な変化が訪れた。その前年にエヴァンスとシンパーがバンドを離れ、後任にイアン・ギランとロジャー・グローヴァーが加入したことで、ディープ・パープルはギランの甲高いボーカル、ブラックモアのキャッチーなリフ、ロードの複雑で歪んだオルガントーンから成るシンプルなハードロックへと移行した。その後数年にわたって「Black Night」「Woman from Tokyo」「Highway Star」などの代表曲を生み、中でも有名な「Smoke On the Water」はギター初心者が最初に習うリフとして知られ、このクラシックロックの名曲によって不朽の名声を得た彼らは何世代ものミュージシャンに影響を与える存在になった。1970年代半ばの度重なる脱退劇を経て、新たにボーカリストのデイヴィッド・カヴァデール(後にホワイトスネイクのシンガーとなる)、ベーシストのグレン・ヒューズ、ギタリストのトミー・ボーリンを迎え、よりブルージーなサウンドになったものの、1976年に解散を発表した。1984年に黄金期のラインナップで再結成すると、アルバム『Perfect Strangers』で復活を果たし、1990年代初期までほぼ同じメンバーで活動を続けた。ブラックモアの再度の脱退後はディキシー・ドレッグスのギタリスト、スティーヴ・モーズが主力となり、2002年に脱退して2012年に他界したロードの後任のドン・エイリーと共に、バンドは2020年代に入ってもなお精力的に活動を続けている。

出身地
Hertford, England
結成
1968年
ジャンル
ハードロック

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