シェリル・クロウ

シェリル・クロウ

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シェリル・クロウについて

ファーストアルバムが大成功したとはいえ、シェリル・クロウは一夜にしてセンセーションを巻き起こしたわけではない。彼女はCMのジングルやマイケル・ジャクソン、ジミー・バフェット、ドン・ヘンリーなどのバックシンガーとして、何年にもわたりスポットライトの影で歌い続けていた。1993年にリリースされ、大ヒットするまでに1年かかった出世作『Tuesday Night Music Club』は、皮肉の効いたポップヒット「All I Wanna Do」や、穏やかなバラード「Strong Enough」といった曲を収録し、アルバムのタイトルは共作したミュージシャン集団にちなんで名づけられたものだった。そして数百万枚のアルバムセールスとグラミー受賞に後押しされ、1962年ミズーリ州ケネット生まれのクロウはスーパースターとなったのだ。続く1996年のセルフタイトルアルバム『Sheryl Crow』では自ら制作の舵を取り、「If It Makes You Happy」や「Everyday Is a Winding Road」といった誰もが知るヒット曲を生み出して、確かな才能があることを証明した。2000年代は着々と勢いを増し、2002年にキッド・ロックとデュエットしたバラード「Picture」はポップだけでなく、カントリーとのクロスオーバーとしてもヒット。さらに「Soak Up the Sun」(2002年)などのヒットシングルやキャット・スティーヴンスのカバー「The First Cut Is the Deepest」(2003年)でラジオを席巻した。2006年に乳がんと診断されるも歩みを止めることはなく、その後も名声は高まり、アメリカンポップで最も尊敬を集めるシンガーソングライターに挙げられるまでになった。名だたるスターとコラボレーションした2019年のアルバム『Threads』にはスティングやキース・リチャーズ、ニール・ヤング、ウィリー・ネルソンらがゲストとして名を連ね、そうそうたる顔ぶれからも彼女の評判の高さがうかがえる。

出身地
Kennett, MO, United States
生年月日
1962年2月11日
ジャンル
ポップ

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