2017年のファーストアルバム『Mars Ice House』が大きな話題になり、国内のヒップホップシーンに強烈な存在感を示したゆるふわギャング。海外ツアーやNENEのソロアルバム発表といった精力的な活動を経て、その前作から約1年ぶりにリリースされた今作『Mars Ice House II』は、Automaticとestraに加えてカナダ出身の人気トラックメイカーRyan Hemsworthをプロデューサーに迎え、収録曲の大半はロサンゼルスでレコーディングされた。西海岸の空気を多分に含んだ2人のラップは、より自由度の高いオリジナルな領域へ。ファンタジーとリアル、ポジティブとネガティブを緩やかに行き来しながら、軽やかに言葉を横断し、陶酔的な世界観を作り出している。