Pump

Pump

マルチプラチナを獲得した1987年のアルバム『Permanent Vacation』で自らのイメージを塗り替えたエアロスミスは、1989年の本作『Pump』で彼らのカムバックを揺るぎないものにした。前作でバンドに最大のヒット曲「Dude (Looks Like a Lady)」をもたらしたソングライターのデスモンド・チャイルドの存在が影響したのもあってか、彼とのコラボレーション作業は、ジョー・ペリーとスティーヴン・タイラーの2人を刺激し、新たな自信と集中力を備えた彼らは、共同作曲者としての関係を修復することができた。「F.I.N.E.」と「Going Down / Love In an Elevator 」では、バンドの1970年代半ばのサウンドと1980年代のアリーナロックの巨大なフックを見事に融合してみせた一方で、ベーシストのトム・ハミルトンとスティーヴン・タイラーが共作した「Water Song / Janie's Got a Gun」は、バンド史上最も風変わりで、息の長いヒット曲となった。よりライトな曲調の曲では、『Permanent Vacation』に収録された「Angel」の続編「What It Takes」が、1990年代に入ってからのバンドを輝かしいキャリアへと導く契機となる、切ないパワーバラードの先駆けとなった。前作はエアロスミスの再発見を提示した作品であったが、現在につながるバンドの姿を固めたのは『Pump』である。古いバンドが新しい技をスキルを学び、昔からのファンを犠牲にすることなく新しいファンを獲得できることを証明したのが、このアルバムなのだ。このアルバムはApple Digital Mastersに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。

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