日本におけるエレクトリックジャズの幕開けとなった金字塔的作品。プーさんの愛称で親しまれたピアニスト/作曲家の菊地雅章は、1968年に米バークリー音楽大学に留学したが、翌年に帰国して自身のグループを結成。1970年、ダブルドラムにダブルキーボード、パーカッション、ベース、サックスというユニークな編成でレコーディングを行った。人気曲"ダンシング・ミスト"に代表される多くの収録曲が、複数のリズムが絡み合うポリリズムをベースにしたグルーヴィーなロックサウンドで、1960年代末にマイルス・デイヴィスが提示したジャズの新たな方向性に対し、いち早く反応した記念すべき作品となった。
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