MOTHER

MOTHER

メジャーからの3作目で、リリースされた94年当時の日本のシーンはヴィジュアル系のバンドたちが勢いを増していたが、その中でもLUNA SEAは頭一つ抜けた存在になっていた。"Rosier"を筆頭に3曲のシングルヒットを収録したこの作品には、そんな大衆性と共に、バンド全体で次なるステージへ上がろうとする意志が刻み込まれている。メンバー各人のプレイもソングライティングも最高の成熟を見せた時期とも言えるだろう。そこでは幻想的な世界観や暗鬱さが顔を見せながらも、たとえば"Genesis of Mind~夢の彼方へ~"は身近な友人たちの死に対する鎮魂歌として書かれるなど、さまざまなテーマを掲げつつ、演奏もソリッドな感覚が終始緩むことがない。バンドの最高傑作であり、90年代の日本のロックを代表する一枚。

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