本作は"ジャガー/リチャーズ"クレジットのオリジナル曲だけで占められた初めてのアルバム。ハリウッドのRCAスタジオで全曲を録音したのも初めてで、曲想はこれまで以上に多様化している。ハープシコードが美しいバラードの一級品"Lady Jane"やマリンバと手拍子の伴奏が斬新な"Under My Thumb"など、ミック・ジャガーのヴォーカルを基点にすべての楽器が必然性をもって鳴るような演奏とアレンジは、バンドの成長と自信を裏付けている。ギター以外にシタールや琴、マリンバ、ダルシマーなどを奏するブライアン・ジョーンズのマルチプレイヤーぶりに加え、6人目のメンバーと言われた鍵盤奏者Ian Stewartとジャック・ニーチェの貢献も忘れるべきではないだろう。発表時の評価は高く、全英1位を8週連続で記録している。
その他のバージョン
- 14曲
- 11曲
- モット・ザ・フープル
- ボブ・ディラン
- スモール・フェイセス