HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!

HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!

98年結成のユア・ソング・イズ・グッドの通算2枚目となるアルバムが、本作だ。ゲストには、松田岳二がスティール・パンで、スライ・マングースからは富村唯がパーカッションで、ソイル&”ピンプ”セッションからダブゾンビと元晴が、そしてレーベルメイトであるイルリメと MU-STARS がガヤで参加している。 得意のグルーヴィーオルガンチューン "ウイッス! ウイッス! ウイッス!" で元気よくスタートを切る本作は、その名も "CALYPeeeeee! SO" なるカリプソチューン、オルガンの鳴りが胸キュンな昭和歌謡ファンク "あいつによろしく" 、少し下世話なマイアミラテンチューン "続・熱帯ボーイ" 、ドクター・ジョンが飛び入りしたかのファンクストラット "週末はストラット" 、シクスティーズ・ゴーゴーなノリがいかす "無礼講な演奏" など、スカ、カリプソ、ラテン、ファンクといったあらゆるオーセンティック・サウンドを片っぱしから咀嚼しようとした、サウス・オブ・ボーダー感あふれるバンドの気概が見てとれる。とはいえ、彼らは過去の遺産をそのまま再現するインストバンドでは決してなく、キャブ・キャロウェイ "ケ・パサ・チカ" を見事に日本語に置き換えてみせた吾妻光良 & The Swinging Boppersの最初のシングル "おいこらお嬢ちゃん" に始まる、日本の置き換え系翻訳歌謡の正統な継承者たらんとした形跡が見えることにも注目したい。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ