ディアンジェロと並ぶネオソウル勃興期の最重要アーティストであるエリカ・バドゥの出現は実に衝撃的だった。Billie Holidayの再来とうたわれるのも納得の個性あふれる歌声、ニーナ・シモンをほうふつとさせるアフロセントリックないでたち、ヒップホップを経過した濃厚なジャズの香りなど、商業的なR&Bとは一線を画すユニークな存在とサウンドは大きなインパクトを与えた。バックアップするのはBob Power、Questlove、James Poyserなど。傑作デビューシングル"On & On"が持つアンニュイな雰囲気は当時のR&Bシーンにはなかったもので、よりルーツ的な音作りをしていた当時のUKソウルとも異なる独自のディープネスを獲得していた。"Next Lifetime"、"Certainly"といったミドルやスロウテンポの作品も絶品。
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ミュージックビデオ
- 2000年
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- 1997年
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