浮気なぼくら&インストゥルメンタル

浮気なぼくら&インストゥルメンタル

前作「テクノデリック」で音楽性をより深化させた Yellow Magic Orchestra が、意外な歌謡曲路線に舵を切ったとされる6枚目のスタジオ作品。ファーストシングル "君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-" は確かに従来には見られなかった派手な歌謡テイストを漂わせるが、全体的には香り高き和製テクノの延長線上と捉えることも十分に可能。とはいえ、バンドとしての統一感が希薄なのは否めず、ブリティッシュ系のポップ感にあふれる "OPENED MY EYES"(高橋幸宏)、少ない歌詞を高度な作曲技法とアレンジで聴かせる "音楽"(坂本龍一)、持ち前のインド趣味が全開の "LOTUS LOVE"(細野晴臣)あたりは三者三様のバイアスを強く感じさせる。11曲目以降は、「浮気なぼくら」の発売直後に出た企画盤「浮気なぼくら(インストゥルメンタル)」から。

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