イエロー・マジック・オーケストラ(US版)

イエロー・マジック・オーケストラ(US版)

記念すべき Yellow Magic Orchestra(細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一)のファーストアルバムが誕生したのは、ニューウェーブの胎動とも微妙にリンクする1978年。当時のビデオゲーム・サウンドをイントロ代わりに、後々まで彼らにとって代表曲となる "ファイアークラッカー"(マーティン・デニー作品のカバー)で幕は開けた。良質なハリウッド作品を彷彿とさせる細野晴臣の "シムーン"、ライブでも欠かせない人気曲となる坂本龍一の "イエロー・マジック(東風)" など全編をエキゾチシズムで貫いた楽曲は、いわゆるフュージョンやディスコサウンドとも異なる方向性を予感させている。中でも、高橋幸宏の "中国女" には、YMO流テクノポップの萌芽を見ることもできるだろう。1979年にはアメリカでリミックスされた黄色いジャケットの"US版"を発売。妙に洗練された印象だが、"東風" にはヴォーカルが加えられている。

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