クラムボンのヴォーカルとキーボードを担当する原田郁子の初となるソロアルバムが本作。本作をバックアップするのは、彼女ならではのファミリー的ともいえるミュージシャンたち。原田も逆にサポートを手がけるポラリスからは、オオヤユウスケが共同プロデュースに始まり作曲やギターなど、同じく同バンドから坂田学がアルバムの半数に渡る曲でドラムを披露。 naomi & goro やムース・ヒルで活躍する伊藤ゴローは作曲とギターで、 ASA-CHANG & 巡礼でミラクルなタブラを披露する ASA-CHANG はこのたび2曲に渡り参加。沖縄のユニット=シネマ・ダブ・モンクスからは曽我大穂がベース、ピアニカで、そしておなじみの永積タカシも作曲とギターで参加。また、"かじき釣り"、"海からの風" では作家のいしいしんじが作詞を手掛けており、その日常と童話的ニュアンスがいりまじったユーモラスな世界観は、原田にもともと備わっていた要素かと思えるほど、しっくりと馴染んでいる。なにはなくともまずは鍵盤に指を置いてみて、何も構えずポロポロとこぼれ落ちてきたメロディを拾い上げたかの等身大の彼女が味わえる好盤だ。
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